先日、地元の農協青壮年部と市の共催で行われた「農業ウォッチングラリー」というものに参加しました。都市農業に対する都市住民の理解を得る目的で始まったものと思われます。ほとんどの参加者が親子連れなのは、子どもにも土に触れる機会を得させたい、野菜がどう実っているものか実際に見させたいという考えの下に参加させているのでしょう。これはこれでもっともな理由です。
ただ、今の時代、これだけで良いかと考えます。都市農業を理解するというのはまず何を進めるにも大切なことなのですが、例えば大規模災害が起こったときにどれだけ農家と協力して減災が実現できるか、共助が実現できるかをここに加えていくきっかけをつくるイベントにしなければならないのではないかと。
防火帯として逃げ込める土地、物資の集積場所としての土地、トイレが使えなくなったときの場所、他にも複数の生産農地以外の都市農地の持つ機能があります。これらを十分に発揮してもらうために日頃、農家との対話、相互理解が東京をはじめとした都市では喫緊に求められています。
これをきっかけに農家との話し合いを始めたいと思っています。
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