9月14日は下越地方・村上市、朝日村を訪れました。ここではJAにいがた岩船さんの管内となります。新潟コシヒカリでも魚沼、佐渡とならび3銘柄米といわれる良質米を産する地域として知られたところです。ここで有機米を20ha栽培されている貝沼農場さんに当社のケルパック66を試験的に使用していただいているので田んぼを見せていただいた次第です。コシヒカリ、もち米のこがねもち、酒米の越淡麗にお試しいただいていました。
貝沼さんが「来年は使いますよ。」と言って下さったのが、何より嬉しかったです。
さて、ここ岩船地域を治めていた江戸時代の村上藩は「鮭」とともにあった文化でした。現在でも三面川(みおもてがわ)は鮭で有名な川ですが、村上藩の青砥武平治という人が鮭の母川への回帰性を発見し「種川の制」という、人為的に川を整備して鮭が産卵しやすい環境を整える「自然増殖」のシステムを村上藩に建議したということです。
また、すばらしいのは三面川右岸に広がる「タブノキ林」の整備に力を注いだということです。山役人をおいて伐採などを厳しく管理したというのです。タブノキ林が栄養や緑陰となって鮭の増殖に資するということを理解していたのです。海や川のために山林を保護するという今では知られてきた考え方ですが、すでに村上藩では常識となっていたという事実に感動を覚えました。
このように自然を大切にする文化を持った地域で、当社の天然物資材が稲の栽培の一助になれればこれまた幸せの一言です。
(参考:「株式会社 永徳」ホームページ)
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