5月14日、茨城県坂東市にて。
JA岩井管内長須地区のKさんをお訪ねしました。Kさんの畑では今時分収穫となる(シーズン初めの)ねぎに「ケルパック66」と「カルビタPK」を連年で試験していただいています。
昨年もいわゆる「抽台」が少なかったということで、今年の結果が期待されたのですが、今年も100mに4~5本出ているかどうかということで現地を見せていただきました。
品種は「春扇」。抽台が少ないのが、その年の条件によるのかどうか疑問でしたが、ちょうど同じ日に定植された近隣の畑もあるということでそれと比較できました。
次の3枚の写真はKさんの畑の様子です。そして続く2枚の写真は同じ日に植えつけた別の方の畑です。
多めにねぎ坊主が観察されます。さらに、同日植えつけた方で非常に抽台が多い方もいらっしゃいました。品種は同じです。
同日に定植したにもかかわらず、どうしてこのような違いが起こるのでしょうか?
ケルパック66の成分には天然のオーキシン様物質が含まれています。このような植物ホルモン(もちろん天然のものです。)が、若返り効果をもたらすと考えています。言い換えれば栄養生長から生殖生長への転換スイッチが入るのを妨げる(遅らせると言った方が適切かもしれません。)ということです。連年でこのような結果がもたらされたことは非常に興味深いことでした。
一方、晩夏になるとねぎも疲れて、へたってくるといいますか、白っぽくなってくるような現象が見られます。それがケルパック66とカルビタPKを使用しているKさんのところでは遅くまで良い品質のねぎがとれたということなのです。これも今夏の結果を確認する必要がありますが、ケルパック66の若返り効果と言いますか、老化防止効果によるのではないかと仮説を立てています。
今夏の結果に乞うご期待。
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