去る10月12日、父の姉が84才の生涯を閉じました。親族の葬儀というのは今まで何回もあったわけですが
今回のものはちょっと違う点がありました。生前、私の子どもたちに突然可愛らしい動物の人形等を送ってくれた伯母でしたが、普段は年賀状のやり取りくらいなもので特に連絡を取ることも、まして会うこともめったにありませんでした。その伯母の一人息子、私のいとこですが、彼とも長らく会ったことはありませんでした。彼は私だけでなく、親類縁者とは一切会っていないようだったのです。それが今回の件で彼は喪主として(彼の父ももう22年前に他界)、親類と連絡を取り、私もそうですが親類が一同に会することができたのです。これは伯母が最期に息子を頼みますということで皆を引き合わせたのかなと思うのでした。映画『おくりびと』(www.okuribito.jp)を観ても思いましたが、人はその死をもって家族の絆、親族の間の血のつながりなど諸々の事を再認識させてくれると自分は思うのです。それが故人が残してくれる最期の贈り物の一つなのかなと思うのです。
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